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【クラブ】写真部・『写真甲子園』東京ブロック決勝進出


写真部では毎年、3年間の部活動の集大成として、「写真甲子園」にエントリーする作品を完成させ、3年生は部活動を引退していきます。

今年度は「17920人の痕跡~最期に残されたもの」と題したモノクロの8枚組の組写真でエントリーし、今年も「東京ブロック決勝」進出(1年ぶり5回目)という部員たちの大きな目標を達成することができました。


2月末、新型コロナウィルスによる休校要請により、ある日から学校に来ることも部活動も一切できなくなり、「旧校舎の最期の姿を記録として残す」という作品制作の当初の目的が道半ばでブチッと断たれてしましました。

そのような状況の中、一度は断念を余儀なくされた「写真甲子園」でしたが、代々の先輩たちから受け継がれたバトンを、途切れることなく後輩たちへと繋いでいくために、2月までに部活動で撮った限られた写真の中から、8枚を選び抜いて組んだ作品を提出して臨みました。

以下、3年生が作品に込めたメッセージです。


「私たちは3月10日をもって56年間の歴史に幕をおろした校舎に残されていた痕跡を、8枚組のモノクロ写真に収めました。
崩れ落ちたプリントや曲がってしまったベンチ、傷だらけの壁。

これら全てに私たちやこの学び舎を巣立っていった明学生の数え切れない思い出や歴史が詰まっています。
ついさっきまで先生や生徒がいた痕跡がありますが、もうここでは授業の音や生徒たちの笑い声は聞こえてきません。

そんな校舎の静けさと寂しさをより強く感じとってもらうために、全体を通して人を写さず、モノクロで表現しました。
私たちがもう二度と入ることのできない「旧校舎」にできる最後の恩返しとして、この作品を残したいと思います。」


作品は「写真甲子園」のサイト(外部リンク)から見ることができますのでご興味のある方は是非ご覧下さい。

写真➃は、7月に朝日新聞の「声」欄に2年生男子の作品が掲載されました。タイトルは「縮められない距離」で、旧校舎の屋上で2月に撮影した写真です。

9月22日(火)の「声」欄にも別の2年生男子の作品「この世の終わりじゃあるまいし」(作品名)が掲載される予定ですので、よろしければこちらもご覧下さい。

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