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【学習】1年生・歌舞伎教室


本校では古典学習の一環として、毎年「歌舞伎教室」を実施しています。これは、古典芸能の舞台を実際に鑑賞する機会を設けることで、伝統文化の魅力を理解する一助とすることを目的としたものです。今年度は6月22日(火)午後に実施しました。

コロナの影響により、ガイダンス合宿や校外ホームルームが中止となってしまった1年生にとっては初めての校外行事となりました。前半は「歌舞伎のみかた」が行われ、マスクを売る商人など世相を交えてわかりやすく歌舞伎の魅力を伝えてくれました。

後半は演目「人情噺文七元結」を鑑賞しました。落語がベースとなっている演目であるため、台詞も現代語に近く、ユーモアも随所にあり、初めて歌舞伎を見た生徒にとってわかりやすい作品であったと思います。

[生徒の感想]

  • 歌舞伎は昔の言葉が用いられているので理解するが難しいと思っていました。実際は、現代の言葉や流行りのアニメの話などを交えていたり、笑いを誘うような場面があったりして、面白く分かりやすかったので、楽しんで鑑賞することができました。

    また、男性が「お久」や店にいた女性たちを演じるのは大変だったと思いましたが、頷き方や歩き方などの女性らしさのある仕草や女性の高い声が出来ているのはとても凄いと思いました。また見に行きたいです。

  • 歌舞伎では、もっと派手な衣装や化粧の人が声をあげたりポーズをとるイメージがありましたが、今回の歌舞伎鑑賞でその印象が変わりました。この人情噺文七元結は、普通のお芝居に近いと感じます。それでいながら、面白く、感動しました。誰もが自分を犠牲にして他人のためになろうとする。最後はめでたく幸せになる。

    百年以上も昔の話であるのに、現代の私たちの心にも響きました。歌舞伎の素晴らしさを少し理解できた気がしました。ぜひ、将来歌舞伎座に行ってみてください。

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