進路指導Career Guide

1年生「自分を知り外の世界に目を向ける」

　1年生にとってもっとも重要なことは、学校生活を大切にする中で、学習習慣を確立して基礎学力を見に付けていくことです。幅広い学習の中から、興味関心や問題意識も芽生えていくのです。受験勉強も、土台となるのはこの時期の学習です。毎日の学校の授業に真剣に取り組むことが、自分の進路を開いていく第一歩となるはずです。
　進路を考えるにあたって、1年生ではまず自分自身の性格や適性、能力、興味関心などに向き合ってみましょう。さらに、自分が生きている社会や世界に目を向け、問題意識を持つことで、目標が明確になっていきます。適性検査や講演会などのプログラムを通して、進路への意識を高めていきましょう。

2年生「将来を見つめる」

　2年生では理系と文系に分かれた選択授業が始まります。そこで進路の実現に必要な学力を身に付けるとともに、総合学習などの授業によって教養も深めていきます。
　また、2年生ではより具体的な進路の目標を決めていきます。そのためには、学問の内容や志望校、入試制度の仕組みについてもよく理解することが必要となります。それとともに、明治学院大学の学部学科説明会、大学出張講義、卒業生講演会などのプログラムを通して、自分の志望を少しずつ明確にしていきましょう。

3年生「進む道を切り開く」

　3年生は、まさに自分の進む道を切り開いていく学年です。進路の最終決定をし、その実現のために努力しなければなりません。
　明治学院大学進学志望者は、志望理由書をまとめます。書くことを通して、大学入学後の目的意識をより明確にしていきます。他大学受験の生徒は、受験勉強に本格的に取り組みます。1、2年生から培ってきた目標への志望の強さが、支えとなるでしょう。
　推薦入試の志望者へは、各種説明会や個別指導を行います。受験生へは、模試や面談の実施によって後押しをしていきます。
　大切なことは、大学や専門学校が進路のゴールではないということです。長期的な視野を持ち、社会に出てからの人生についても考えましょう。学力に加え、学校生活でのさまざまな経験は、「生きる力」を養う糧となります。学校生活最後の一年間を、充実したものにしていきましょう。