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【学習】企業経済・ビジネスプランコンテスト
3/1(月)、2年生の選択授業の一つである「企業経済」の授業の一環として、ビジネスプランコンテストを行いました。
これは、授業の受講生が、テーマに基づいてこれまでにないビジネスプランを考えてプレゼンして、それを講師の方々に評価していただく内容です。講師の方々は、実際に企業を経営している社長様方が中心となっています。
今年のテーマは『コロナ禍でいきるビジネスプラン』。この一年間で世界の生活様式が一変しました。この状況下で、どのような新しいビジネスが必要とされていくかを生徒に考えてもらいました。
優勝チームのビジネスプランは「移動式のバー」でした。昨今はお店で飲食をすることへの制限があるため、巣ごもり需要が増えています。
そこに着目した生徒たちは、公園などの人が比較的集まりやすい開放的な場所に、改造したキャンピングカーを派遣し、そこでお酒やおつまみを低価格で販売するというビジネスを考案しました。
収入と支出を計算する際には、実際にどの程度の集客が見込めるかを考慮しなければいけません。
このチームの班員は、自宅近くの公園に4時間以上張り付き、ビジネスを展開する時間帯に、どの程度の人々が公園を利用しているかを計測し、そこから集客数をシミュレーションして、リアリティある収支表を作成しました。
また、SNSを利用して、「移動式バーを利用してみたいか」というアンケートを1000名に行い、その結果をもとにビジネス成立の信憑性をプレゼンしていました。そのような現地調査やアンケートに力を入れた点が、講師の方々から大きな評価を得ることにもつながりました。
その他には、テレビ番組をリアルタイムで見ながら、同じ番組を見ている人同士でチャットを通じてコミュニケーションがとれるサービスや、スポーツを通じてコミュニケーションを深めるサービス、廃棄されてしまう野菜を低価格で家庭や病院などに販売するサービスなどがプレゼンされました。
3学期の限られた授業時間数の中で、受講生20名は面白いビジネスプランを考え出してくれました。講師の方々からは、受講生の努力や発想に対して、高評価を頂きました。コンテストの最後には、プロの書家の方に書いていただいた賞状を生徒へ送り表彰しました。